「家財を処分したいけれど、いったい費用はいくらかかるんだろう…」
「業者に頼むべき?できるだけ安く済ませたいけれど、失敗したくない…」
家財の処分は、引越し・実家の整理・空き家の片付け・遺品整理など、人生の大きな節目で生まれる“避けて通れない作業”です。
しかし、いざ調べ始めると費用の幅が広く、どこまで自分でできて、どこから業者に頼むべきなのかに迷ってしまう方が多くいらっしゃいます。
さらに、家財の量や家の状況によって金額が大きく変わるため、
「相場がわからず不安」
「費用をできるだけ抑えたい」
「安心できる業者を選びたい」
という声も非常に多くあります。
そこで本記事では、以下のポイントを“できるだけわかりやすく”“コンパクトに”解説します。
- 家財処分の全体相場と判断の目安
- 自治体・売却・業者依頼の3つの方法と費用感
- 費用が高くなりやすいケースの特徴
- 家財処分を安く済ませる5つのコツ
- 失敗しない業者選びのポイント
読み終わるころには、「自分の場合はいくらくらい?」「どの方法が向いている?」が具体的にイメージできる状態になれる内容となっています。
家財処分で不安を抱えている方が、安心して一歩を踏み出せるよう丁寧に解説します。ぜひ参考にしてください。
豊富な実績を持つ遺品整理の専門店「株式会社ココロセイリ」の代表取締役社長
目次
家財の処分費用の「全体感」|まずはいくらくらいを見ておくべき?
家財の処分費用は、家の広さ・家財の量・業者に依頼するかどうかによって大きく変わります。
しかし、初めて家財を片付ける方にとっては「そもそも相場がわからない」という状態がほとんどです。
このセクションでは、まず全体の費用イメージを直感的に掴めるようにまとめています。
「自分のケースはどれくらいになりそうか?」を知ることで、後の判断がぐっと楽になるはずです。
一軒家・マンションの間取り別「ざっくり費用相場」
家財の処分費用は、間取りである程度の目安がつきます。
以下は、家財整理・不用品回収業者に依頼した場合の平均的な相場です。
| 間取り | 費用相場 | 作業時間の目安 |
|---|---|---|
| 1R・1K | 3〜8万円 | 1〜3時間 |
| 1DK | 5〜12万円 | 2〜4時間 |
| 1LDK | 7〜20万円 | 2〜6時間 |
| 2DK | 9〜25万円 | 2〜6時間 |
| 2LDK | 12〜30万円 | 3〜8時間 |
| 3DK | 15〜40万円 | 4〜10時間 |
| 3LDK | 17〜50万円 | 5〜12時間 |
| 4LDK以上 | 22〜60万円 | 6〜15時間 |
一軒家の場合、荷物が多い・長年手つかずだった部屋がある・納屋や物置があるなどの理由で、相場より上振れすることもあります。
逆に、ある程度自分で分別していたり、売れるものが多い場合は費用が下がるケースもあります。
費用を大きく左右する3つの要素
家財の処分費用は、単純に「部屋数」だけで決まるわけではありません。
実際には、以下の3つが金額を大きく変える要因になります。
1.家財の量と状態
同じ2LDKでも、家具・家電が少なければ費用は下がります。
逆に、長年ため込んだ物が多い、押入れがぎっしり、物置が複数ある、というケースでは費用が高くなります。
2.搬出しやすさ
エレベーターなしの3階、階段が狭い、トラックを玄関前につけられないなど、
搬出のしにくさはそのまま費用に反映されます。
3.追加作業の有無
夜間作業、特別な家電の取り外し、庭・倉庫の片付け、養生作業が必要など、
付随する作業が多いほど費用は高くなります。
家財を処分する3つの方法と費用の目安
家財を処分する方法は、大きく分けて「自分で処分するか」「売って手放すか」「業者に依頼するか」の3つです。
どの方法が合っているかは、荷物量・時間の余裕・体力・住まいの状況によって変わります。
ここでは、それぞれの特徴と費用のイメージを「初めてでも迷わないように」整理して解説します。
自治体の粗大ごみ・ごみ収集を使う場合
家財をもっとも安く処分できるのが、自治体の粗大ごみや通常のごみ収集を利用する方法です。
費用を抑えたい方にとって最初に検討すべき選択肢ですが、運び出し作業がすべて自力になるため、人手が必要になることもあります。
| 種別 | 費用の相場 | 特徴 |
|---|---|---|
| 粗大ごみ(家具・大物) | 300〜2,000円前後/1点 | 最も安いが、自分で運ぶ必要がある |
| 可燃ごみ・不燃ごみ | 無料 | 小物中心なら費用ゼロで処分可能 |
| 家電リサイクル対象品(TV・洗濯機など) | 1,000〜6,000円程度 | リサイクル券の購入が必要 |
自治体は非常に安価ですが、
- 大型家具を外まで運べない
- 回収日が限られている
- 一度に出せる量に制限がある
といった点で、まとまった家財を処分するには向いていないケースもあります。
フリマアプリ・リサイクルショップなど「売って手放す」場合
まだ使えるものが多い場合、「売る」という方法は処分費用を抑えるうえで非常に効果的です。状態が良い家電や家具があれば、むしろプラスになる場合も珍しくありません。
| 方法 | 手数料・費用 | メリット |
|---|---|---|
| フリマアプリ | 販売手数料(5〜10%程度)+送料 | 家にいながら手放せる |
| ネットオークション | 出品料・送料 | 希少品は高値がつくことも |
| リサイクルショップ | 買取無料(出張の場合あり) | その場で現金化できる |
ただし、売却は「時間がかかる」というデメリットがあります。
- 写真を撮る
- 値段をつける
- 購入者とのやり取り
- 梱包・発送
この工程を負担に感じる場合や、急ぎの引越し・空き家整理の場合は不向きです。
不用品回収・家財整理・遺品整理業者に依頼する場合
「手間をかけずに一気に片づけたい」「遠方の実家をまとめて片付けたい」という場合は、家財整理の専門業者への依頼が最も確実です。
家財の量や状況に応じて、スタッフが搬出・分別・積み込みまで対応してくれるため、依頼者の負担は最小限になります。
| 間取り | 相場(目安) | 向いているケース |
|---|---|---|
| 1R・1K | 3〜8万円 | 一人暮らしの退去・空き部屋 |
| 1DK〜1LDK | 5〜20万円 | 荷物が多めの部屋 |
| 2DK〜3DK | 9〜40万円 | 実家の片付け・遺品整理 |
| 3LDK〜4LDK以上 | 17〜60万円 | 一軒家丸ごとの整理 |
業者依頼は費用こそかかりますが、
- 自分で運べない大型家具が多い
- 時間がない
- 遠方に住んでいる
- 高齢で作業が難しい
といったケースでは最も現実的で安全な選択肢になります。
家財の処分費用が高くなりがちなケースとは?
家財の処分費用は、同じ間取り・同じ広さでも「状況によって大きく変わること」があります。
見積もりを依頼した際、「思っていたより高かった…」と感じる方の多くが、このような追加要因に当てはまっています。
ここでは、費用が高くなりやすい代表的なパターンを、事前に把握しやすいように丁寧に解説します。
読んでおくことで、後からのトラブルや予算オーバーを避けやすくなります。
家財の量が多い/物が詰め込まれている
家財処分費用に最も影響するのが「家財のボリューム」です。
荷物が多いほど、
- 作業人数が増える
- 作業時間が延びる
- トラック台数が増える
そのため、費用は上がりやすくなります。
特に費用が高くなりやすい状況としては、
- 押し入れ・物置・納戸に大量の物が詰め込まれている
- 開かずの間や、足の踏み場が少ない部屋がある
- 仕分けや分別が必要なものが多い(書類・思い出品・衣類など)
こうした状態だと、スタッフが仕分けに時間を要するため、見積もりが高めになる傾向があります。
搬出条件が悪い(エレベーターなし・階段・トラック横づけ不可など)
家からトラックまで家財を運び出す「動線」が悪いと、作業効率が落ちてしまいます。
特に費用に影響するのは次のようなケースです。
- エレベーターなしの3階以上
- 階段が狭く、大型家具の搬出に時間がかかる
- 団地・マンションでトラックを近づけられない
- 道路が細く、軽トラックしか入れない地域
- 戸建てでも、庭を大きく迂回する動線しかない
こうした条件だと、スタッフ人数を増やす必要が出るため、結果として費用が高くなることがあります。
オプションが多い(夜間対応・養生・特殊な取り外し作業など)
家財処分には、状況によって追加オプションが必要になる場合があります。
これらが重なると、全体の費用が跳ね上がることも珍しくありません。
代表的な追加要因として、
- 夜間や早朝など特殊な時間帯での作業
- 部屋や廊下の養生(壁・床を傷から守る保護作業)
- 物置・倉庫・庭の片付け
- エアコンや照明の取り外し
- ピアノ・マッサージチェアなど特殊重量物の搬出
- ゴミ屋敷や臭気のある部屋の清掃・消毒
これらは専門的な技術や追加の人員が必要になるため、通常料金とは別で費用が加算されることが多いです。
家財の処分費用をできるだけ安く抑える5つのコツ
家財処分の費用は「工夫次第」で大きく変わります。
業者にすべて任せると便利ですが、準備やタイミングを少し意識するだけで、数万円単位で差が出ることも少なくありません。
ここでは、初めて家財処分をする方でも実践しやすい「費用を抑えるコツ」をわかりやすく紹介します。
無理のない範囲で取り入れてみてください。
可燃ごみ・資源ごみは先に自分で減らしておく
費用を抑えるうえで最も効果的なのが、**「自分で出せるごみを減らしておく」**ことです。
業者の費用は、
- 作業量
- 荷物の量
- トラックの台数
によって変動します。
雑誌・段ボール・衣類・紙ごみ・プラスチックごみなどは、自治体の回収に出すだけで大幅にボリュームを減らせます。
ただし、無理に急ぐとケガや体調不良につながることもあるため、できる範囲で進めることが大切です。
売れるもの・買取してもらえそうなものを仕分ける
まだ使える家具・家電・趣味用品・ブランド品があれば、売却することで実質の支払額を下げることができます。
「買取対象になりやすいもの」は以下のような傾向があります。
- 製造から5年以内の家電
- 需要のあるブランド家具・アンティーク家具
- ゲーム機・ホビー用品
- 未使用品(食器・タオル・ギフトなど)
フリマアプリの利用が難しい場合は、訪問買取やリサイクルショップを併用すると負担が軽くなります。
業者によっては「処分しながら同時に買取」してくれるサービスもあるため、見積もり時に聞いておくと安心です。
繁忙期(引越しシーズン・年末)はできるだけ避ける
家財処分は「依頼が集中する時期」と「落ち着いている時期」で費用が変わることがあります。
特に高くなりやすいのは、
- 3〜4月(引越しシーズン)
- 9月(転勤・引越し増加)
- 12月(大掃除・空き家整理)
人員不足や予約集中により、通常より高い料金が提示されるケースも。もし時期を選べる状況であれば、1〜2月・6〜8月などの比較的空いている時期に依頼するのがおすすめです。
複数業者から相見積もりを取る
同じ作業内容でも、業者ごとに見積もりが2〜3倍違うことは珍しくありません。
そのため、必ず2〜3社以上から相見積もりを取るようにしましょう。
比較するときは金額だけでなく、
- 仕分け・分別の範囲
- 搬出条件の追加費用の有無
- スタッフ人数
- トラックの大きさ
- オプションの詳細(エアコン外し・養生など)
など、内容の差もチェックしておくと失敗しにくくなります。
「安すぎる」見積もりには、不法投棄・追加請求のリスクがあるため注意が必要です。
空き家の場合は「補助金・助成金」が使えないかチェック
空き家の家財処分では、市区町村の制度を利用できるケースがあります。
たとえば、
- 空き家バンク登録で家財処分の一部補助
- 空き家活用・解体補助金
- 老朽家屋対策の支援制度
など、エリアによって種類はさまざまです。
補助金を使えるかどうかで、支払総額が大幅に変わることもあるため、「自治体名空き家補助金」というキーワードで一度調べてみることをおすすめします。
家財の処分を業者に依頼するときの注意点・業者選びのポイント
家財の処分を業者に依頼すると、「思っていたより高かった」「当日になって追加料金を請求された」というトラブルが起きることがあります。
費用を抑えつつ、安心して任せるためには、事前のチェックが欠かせません。
ここでは、初めての方でも失敗しないために「最低限ここだけは押さえるべきポイント」をわかりやすくまとめています。
不安を感じる点があれば、見積もりの段階で遠慮なく質問してみてください。
許可・資格・ホームページで最低限ここだけは確認
業者選びで一番大切なのは「適法に家財を回収できる業者かどうか」です。
不法投棄をする業者に依頼すると、あとから依頼者自身が責任を問われることもあるため、確認は必須です。
最低限チェックしておきたいのは次の3つです。
一般廃棄物収集運搬の許可を持っているか(または提携しているか)
家の不用品は「一般廃棄物」にあたります。許可なしで回収すると違法になるため、自社で許可を持っているか、許可業者と正式に提携していることが必要です。
古物商許可を持っているか(買取がある場合)
買取をする業者は必ず古物商許可が必要です。許可番号の記載がない業者は避けましょう。
ホームページの情報が十分かどうか
住所・会社情報・料金体系・スタッフ紹介・作業事例がしっかりしている業者ほど信頼性が高い傾向があります。逆に、所在地が曖昧・料金が不明瞭な業者は注意が必要です。
見積もり時に必ず聞いておきたいこと
見積もりの段階で「ここだけは絶対に確認しておきたいこと」があります。
これを聞いておくと、当日の追加請求やトラブルをほぼ防げます。
追加料金が発生する条件はあるか
階段作業・搬出経路が狭い・荷物が増えたなどで料金が変わることがあります。不安な場合は「この金額が最大ですか?」と聞いておくと安心です。
仕分け・分別の範囲はどこまで含まれるか
業者によっては仕分けが別料金の場合もあります。「分別済みなら安くなるか」も確認しておくと良いでしょう。
買取の有無と、査定の方法
買取がある場合は、
- 査定の基準
- 当日査定か事前査定か
- 買取金額がどのように精算されるか
を確認しておくと安心です。
口コミ・実績を見るときのポイント
口コミを見るときは「星の数」よりも内容を見ることが大切です。特に注目したいのは以下のポイントです。
スタッフの対応や説明が丁寧か
丁寧な業者ほど、作業もトラブルが少ない傾向にあります。
追加料金に関する口コミ
「見積もりより高かった」「説明がなかった」という口コミは要注意です。
作業スピードや段取りに満足しているか
大量の家財を短時間で片付けられる業者ほど、経験と体制が整っています。
また、ホームページで作業実績の写真や具体的な事例が多いかもチェックしましょう。
作業前後の写真がある業者は、説明の透明性が高い傾向にあります。
家財処分の費用に関するよくある質問
家財処分は一生に何度も経験するものではないため、費用面や手続きに不安を感じる方が非常に多いです。
ここでは特に質問の多い内容を、できるだけわかりやすく解説します。
「同じことで悩んでいた」「これが知りたかった」
と感じていただけるよう、実際の相談内容に近い形でまとめています。
Q.見積もりより高く請求されることはありますか?
可能性はありますが、事前に確認しておけば防げます。家財処分の費用が見積もりより高くなるケースは、以下のような場合です。
- 見積もり時に確認できなかった荷物が追加で出てきた
- 階段作業・長距離搬出など、想定以上の作業が必要になった
- 養生や取り外し作業などのオプションが追加された
とはいえ、優良業者であれば当日になって突然請求されることはありません。
見積もり時は、「追加料金が発生する条件を教えてください」と必ず確認しておきましょう。
不安な場合は、「この見積額が最大と考えていいですか?」と聞くのがもっとも確実な方法です。
Q.家族が亡くなったとき、家財の処分費用は誰が払うのですか?
一般的には 相続人が負担 することが多いです。
家財は「故人の財産(遺品)」にあたり、管理責任は相続人に移るためです。
相続放棄をした場合は管理義務もなくなりますが、
相続放棄前に家財を処分すると「相続した」とみなされてしまうケースがあるため注意が必要です。
判断に迷う場合は、司法書士・弁護士などの専門家に相談すると安心です。
Q.遠方に住んでいて立ち会えない場合でも、家財処分は頼めますか?
特に空き家・実家の片付けなどでは、立ち会いなしでの依頼が増えています。
- 作業前にビデオ通話で現場確認
- 作業後に写真や動画で報告
- 鍵の受け渡し方法の相談
これらに柔軟に対応してくれる業者を選べば、離れた場所からでも問題なく依頼できます。
ただし、貴重品・重要書類の仕分けが必要な場合は立ち会い推奨です。
一部の業者では「貴重品探索サービス」を提供しているところもあるため、事前に相談するとよいでしょう。
Q.できれば「無料」に近いかたちで家財を処分したいのですが…
条件次第では、無料〜実質無料に近い形で処分できる可能性があります。
無料に近づける方法は次の3つです。
- 売れるものを徹底的に仕分ける
- 自治体の粗大ごみを最大限活用する
- フリマアプリ・リユースショップを併用する
「とにかく費用を安くしたい」という方は、『売れるものは売る』『自分でできることは先にしておく』ことで、業者に依頼する部分を最小限にできます。
まとめ|家財の処分費用は「方法選び」と「準備」で大きく変わる
家財の処分は、「どの方法を選ぶか」そして「どこまで事前に準備できるか」によって、最終的な費用が大きく変わります。
自治体の粗大ごみを活用すれば最安で済む一方、重たい家具・家電が多い場合や、遠方で立ち会えない場合は、家財整理業者や不用品回収業者に任せたほうが結果的にスムーズです。
また、費用を抑えたい方は、
- 可燃ごみ・資源ごみをあらかじめ減らす
- 売れそうなものを仕分ける
- 繁忙期を避ける
- 相見積もりを必ずとる
- 空き家なら補助金制度を確認する
といった工夫だけでも、支払総額が数万円〜十数万円変わることも珍しくありません。
家財処分は「家と気持ちの整理」でもあり、迷いや不安を感じやすい作業です。
ぜひ、本記事をひとつの指標として、ご自身の状況に合った無理のない方法で、安心できる家財処分につなげてください。
豊富な実績を持つ遺品整理の専門店「株式会社ココロセイリ」の代表取締役社長
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