遺品整理を業者へ依頼する人が増えた今、詐欺や盗難などのトラブルが多発しています。ほとんどの業者は真摯な対応をしていますが、残念ながら中には悪徳業者が紛れているのです。
今回はそのような悪徳業者を見分ける方法や、実際のトラブルをご紹介します。優良業者に出会うためにもぜひ参考にしてください。
豊富な実績を持つ遺品整理の専門店「株式会社ココロセイリ」の代表取締役社長
目次
遺品整理の悪徳業者に要注意!トラブルの事例まとめ
遺品整理での悪徳業者の事例を知っておけば、トラブルを未然に防ぐことができます。まずはよくある手口を確認していきましょう。
高額・不当な料金の請求
悪徳業者の中でも特に多いのが、高額な料金の請求です。見積もりの時点では安いにも関わらず、作業後にオプションなどの理由を付け、見積もりの数倍以上の請求が行われることもあります。
また、中には事前の説明なくキャンセル料や違約金を請求する悪徳業者も。見積もりが明確でない・そもそも見積もりがない業者には注意してください。
遺品整理中の盗難
遺品の中には高額な物が眠っていることも多いですよね。実はそれを狙い、遺品整理中にお金や高額な物を盗難する悪徳業者がいます。
遺族であっても遺品を全て把握するのは難しく、遺品整理から数ヶ月経ってから盗難に気付くこともしばしば。盗難トラブルは証拠を出せない場合がほとんどのため、泣き寝入りする遺族も少なくありません。
遺品の不法投棄
遺品整理で最も費用がかかると言えるのが、遺品の処分です。本来であれば遺品整理の一環としてご供養やリサイクル品としての再利用、地域に基づいた処分方法などで業者が処理しますが、処理の費用を削減するために遺品を山や川へ不法投棄する悪徳業者もいます。
不法投棄は法律違反であり放棄場所の管理者に迷惑がかかるだけでなく、遺族にも大きく関わる問題です。遺品の不法投棄が見つかると遺族が犯罪加担を疑われる可能性があるので、悪徳業者には注意しましょう。
権利書や形見を処分
優良業者であれば、遺品を一品一品確認しながら整理します。しかし、作業効率だけを求める乱雑な業者は、権利書や形見などを見落とし勝手に処分することもあるのです。
一度処分してしまった物は戻ってこず、取り返しのつかない被害を受けることになります。
また、こういった業者は遺品の破損や部屋を傷付けるなどのトラブルも多いのが特徴です。故人との思い出を大切に保管するためにも、遺品整理は必ず優良業者を選ぶようにしましょう。
相場以下の金額で買取
遺品整理に加え、遺品の買取を行っている業者もいます。買取価格は業者によって異なるのが当然ですが、明らかに相場以下の金額で査定する業者は悪徳だと言えるでしょう。
中には査定の経験のない素人が適当な金額で買い取る場合も。買取価格を安くすれば業者側の利益が大きくなるので、このようなトラブルも増えています。
悪徳業者の特徴とは
悪徳業者の特徴として、やはり初期対応から違和感があるとの声を多く聞きます。以下に当てはまる場合は依頼せず、他の業者を探した方が良いでしょう。
- 電話やメール対応が雑
- 遺品整理の知識がない
- 質問に答えない
- 見積もりの詳細がない
また、公式サイトでの料金が安すぎる業者も要注意。依頼者側としてはできる限り安い業者を探したいところですが、明らかに安い場合は何か問題があると疑いましょう。
悪徳業者に騙されないために!業者選びで確認すべきポイント
ここからは悪徳業者に騙されないために、知っておきたい業者選びのポイントを解説します。
①遺品整理士の在籍の有無
遺品整理にも資格があるのはご存知でしょうか。一般社団法人遺品整理士認定協会によって設立された「遺品整理士」は、処分品の処理方法や実務の流れなど専門的な知識を要する資格です。
遺品整理は比較的新しい事業のため、法整備が整っておらず悪徳業者がまだまだ存在します。最近では行政が遺品整理士の資格を所有する人へ優先的に依頼するよう、全国で働きが始まりました。行政も認める資格のため、遺品整理を安心して任せられます。
また、遺品整理士の資格を所有する業者の中でも特に優良だと認められた業者には、遺品整理士認定協会から「優良事務所認定」を受けます。より良いサービスを受けるためにも、優良事務所に認定された業者を選ぶのがおすすめです。
②現地で見積もりを出すか
ココロセイリでは部屋のお写真をLINEで送付するだけの「簡単お見積り」を行っております。しかし、こちらはあくまで想定であり本見積もりは必ずお客様のご自宅へ伺い、直接状況を見てから行います。
このように現地で最終的な見積りを決定するのが一般的ですが、悪徳業者の場合はお写真やお電話のみで見積りを決定します。その結果、当日に余計なオプション料金などを請求されるなどのトラブルが発生するのです。
どれほど知識のあるプロでも、現地に行かないと詳細な見積りが出せません。必ず現地見積りを行う業者を選びましょう。
③料金が明確か
料金の詳細がない業者や、詳細を聞いても曖昧な答えしか返ってこない業者は危険です。
基本料金に含まれるサービスの詳細やオプション、仲介手数料などは説明があって当然のこと。遺品整理は決して安いものではありません。不明な料金があれば納得のいく説明があるまでは承諾しないようにしましょう。
④口コミや評判も確認
上記のポイントは詐欺などのトラブルを防げますが、接客対応の悪い業者を見抜くことは難しいです。そこで実際に業者を利用した方の口コミや評判を確認することをおすすめします。
中には同業の嫌がらせなどで悪い口コミが書き込まれている可能性もあるので鵜吞みにしすぎるのは良くありませんが、業者を選ぶ上である程度参考になるでしょう。
まとめ
遺品整理は故人との思い出を整理できるとても大切な作業です。しかし、残念なことに悪徳業者がいるのも事実。トラブルに合わないためにも業者選びは慎重に行いましょう。
ココロセイリは遺品整理士認定協会から4年連続「優良事務所認定」を受けています。社員全員が有資格者ですので、東京・神奈川・埼玉・千葉で遺品整理を検討中の方はぜひお問い合わせください。
豊富な実績を持つ遺品整理の専門店「株式会社ココロセイリ」の代表取締役社長