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/ 更新日: 2025.04.12

孤独死の遺品整理料金とは|特殊清掃は自分でできる?流れ・作業内容まとめ

孤独死の遺品整理料金とは|特殊清掃は自分でできる?流れ・作業内容まとめ

近年、単身世帯の増加に伴い、「親族が孤独死してしまった…どうすればいいのかわからない」というご相談が増えています。

突然の出来事に戸惑い、

「何から始めたらいいのか…」
「遺品整理の責任は誰にあるの?」
「費用はどれくらいかかる?」

と、たくさんの疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

孤独死の遺品整理は、通常の片付けとは大きく異なり、法的な手続きや特殊清掃が必要になることがあります。

また、適切に進めなければ、近隣トラブルや思わぬ費用負担、精神的なストレスにつながることも…。

本記事では、孤独死の遺品整理を「何から始めるべきか」「誰が対応するのか」「費用相場」「業者の選び方」まで、わかりやすく解説します。

「突然のことで何もわからない」「とにかくスムーズに進めたい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

孤独死の遺品整理を、後悔なく進めるためのヒントになれば幸いです。

遺品整理士:荻原 悠史-地区統括会員-
記事監修 遺品整理士:荻原 悠史-地区統括会員-
「優良業者認定7年連続取得」「Google口コミ高評価164件以上/評価4.9点」など、
豊富な実績を持つ遺品整理の専門店「株式会社ココロセイリ」の代表取締役社長

目次

孤独死の遺品整理|まず最初にすべきこと

孤独死が発覚すると、突然の出来事に混乱してしまうかもしれません。しかし、適切な対応を取らなければ、手続きが滞ったり、遺品整理がスムーズに進まなかったりする可能性があります。

遺族にとって大切なのは、冷静に対応し、必要な手順を踏んで遺品整理を進めることです。ここでは、孤独死の発覚後にまず行うべきことと、遺品整理を始める前に気をつけるポイントについて解説します。

孤独死の発覚後、最初にやるべき対応

孤独死が発覚した際、まず優先すべきは警察への連絡です。孤独死の場合、事件性の有無を確認するために警察による現場検証が必要となります。遺族が焦って部屋に入ったり、遺品に触れたりすると、必要な証拠が消えてしまう可能性があるため、警察が到着するまでは部屋の状態をそのまま保つようにしましょう。

警察の検証が終わると、ご遺体は指定の葬儀会社や病院へ搬送されます。この時点で、必要に応じて葬儀の手配を進めるとスムーズです。

次に、大家や管理会社へ報告しましょう。賃貸物件の場合、大家や管理会社に状況を伝え、今後の対応を相談する必要があります。遺族が対応を遅らせると、契約が続いたままとなり、家賃や原状回復の費用が発生する場合があるため、早めの連絡が重要です。

また、相続人が決まっていない場合、故人の財産や契約内容を整理するために市区町村役場や弁護士への相談を検討しましょう。相続放棄を考える場合は、遺品整理を行う前に相続の手続きをどうするか決めておくことが大切です。

孤独死の発覚後は、精神的なショックが大きく、冷静に対応するのが難しいかもしれません。しかし、まずは警察・管理会社・相続手続きの流れを把握することが、遺品整理を進める上での第一歩となります。

遺品整理を始める前に知っておくべき注意点

孤独死の遺品整理は、通常の片付けとは異なり、いくつかの重要な注意点があります。これらを知らずに作業を進めると、思わぬトラブルが発生することもあるため、事前にしっかり確認しておきましょう。

まず、特殊清掃が必要かどうかを判断することが大切です。孤独死の場合、発見が遅れることが多く、遺体の腐敗や体液の浸透によって部屋全体が汚染されている可能性があります。この状態で無防備に遺品整理を行うと、ウイルスや細菌に感染するリスクもあるため、専門の特殊清掃業者に依頼するかどうかを事前に検討しましょう。

次に、相続放棄を考えている場合、遺品整理を勝手に行わないことも重要です。相続財産の一部を処分してしまうと、相続の意思があるとみなされ、放棄できなくなる可能性があります。相続放棄を検討している場合は、遺品整理を始める前に弁護士や専門家に相談するのがベストです。

また、防護服・マスク・手袋を着用することも忘れてはいけません。孤独死の現場には、腐敗臭や有害な細菌が残っている場合があるため、通常の掃除感覚で部屋に入るのは非常に危険です。安全のためにも、防護服やマスクを着用し、長時間作業しないように注意しましょう。

さらに、遺品整理中にむやみに窓を開けないことも大切なポイントです。部屋の換気をしようと考えるかもしれませんが、急に窓を開けると強い臭いが近隣に広がり、苦情やトラブルの原因になることがあります。換気が必要な場合は、特殊清掃業者に相談し、適切な方法で消臭処理を行うようにしましょう。

最後に、遺品整理を自分で行うか、専門業者に依頼するか判断することも重要です。孤独死の現場は精神的・肉体的な負担が大きいため、無理をせず専門業者に頼ることも選択肢の一つです。業者に依頼すれば、特殊清掃と遺品整理を一括で行ってもらえるため、作業の負担が軽減されます。

孤独死の遺品整理を始める前には、自分が何をすべきか、どこまで対応できるかを明確にすることが大切です。適切な判断を下しながら、スムーズに進められるよう準備していきましょう。

孤独死の遺品整理の法的義務|誰が対応する?

孤独死の遺品整理は、精神的な負担が大きいだけでなく、法律上の義務や責任も関わってくる重要な問題です。特に相続や賃貸契約が絡む場合、対応を誤ると不要なトラブルに発展することもあります。

「誰が遺品整理を行うべきなのか」「相続放棄をすると遺品整理の義務もなくなるのか」「賃貸物件の場合は誰が費用を負担するのか」など、遺品整理の責任の所在について正しく理解し、適切な対応を取ることが大切です。

ここでは、孤独死の遺品整理の法的義務について詳しく解説していきます。

遺品整理の義務は「相続人」にある

基本的に、孤独死された方の遺品整理を行う責任は相続人にあります。相続人は、故人の財産だけでなく、債務や契約上の義務も引き継ぐことになるため、賃貸契約がある場合は退去手続きや原状回復の義務を負うことになります。

相続人が遺品整理を進める際には、次の点を考慮しながら行う必要があります。

  • 遺品の整理・処分の判断:貴重品や思い出の品を適切に仕分け、不要なものを処分する。
  • 特殊清掃の手配:孤独死の現場では、腐敗体液や臭いの問題があるため、通常の片付けでは対応できないことが多い。
  • 賃貸物件の契約解除や原状回復:大家や管理会社と連絡を取り、必要な手続きを進める。

また、相続人が複数いる場合は、遺品整理の進め方について話し合いを行い、代表者を決めることが望ましいです。事前の合意がないと、遺品の扱いを巡って親族間のトラブルが発生する可能性もあるため、慎重に進める必要があります。

「法定相続人」と「遺言による相続人」の違い

遺品整理を行う上で、「法定相続人」と「遺言による相続人」の違いを理解しておくことが大切です。

法定相続人とは、民法で定められた相続権を持つ人のことで、主に以下の順位で決まります。

  • 配偶者(常に相続人となる)+子供(第一順位)
  • 配偶者+親(第二順位)
  • 配偶者+兄弟姉妹(第三順位)

一方で、遺言による相続人とは、故人が遺言書を残していた場合に、その遺言によって指定された相続人のことを指します。

遺言がある場合は、その内容に従って遺品整理を進める必要があります。しかし、法定相続人が遺言による内容に納得できない場合、遺留分の請求を行うことも可能です。

遺品整理を進める前に、故人の遺言書があるかどうかを確認し、相続手続きを適切に進めることが重要です。

賃貸物件の孤独死|大家や管理会社の対応

故人が賃貸物件に住んでいた場合、孤独死の遺品整理には賃貸契約の解約や原状回復の問題が絡んできます。

賃貸契約は、故人が亡くなった時点では自動的に終了しないため、相続人が解約手続きを行う必要があります。大家や管理会社と連絡を取り、退去の手続きを進めましょう。

また、賃貸物件では、特殊清掃や原状回復の費用を誰が負担するかが問題になることがあります。一般的には、賃貸契約の内容に基づいて、原状回復義務が相続人または連帯保証人に課されることが多いですが、場合によっては大家が負担するケースもあります。

遺品整理の前に、契約内容を確認し、どこまでの対応が求められるのかを把握しておくことが重要です。

生活保護受給者の孤独死|誰が遺品整理をするのか?

故人が生活保護を受給していた場合、遺品整理を行う人がいないケースも少なくありません。

生活保護受給者が亡くなると、通常の相続手続きとは異なり、行政が関与することが多くなります。しかし、行政が遺品整理を代行してくれるわけではなく、相続人がいる場合は、その人が対応する義務を負います。

相続人がいない場合、または相続放棄がなされた場合は、賃貸物件の所有者(大家)が処分を行うケースが多いです。処分費用の負担については、自治体の支援を受けられることもあるため、まずは役所に相談するのが良いでしょう。

遺品整理をしないと発生するトラブルとは?(相続放棄後の責任も含む)

遺品整理をしないまま放置すると、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。

まず、賃貸物件の場合は、契約が継続したままになり、家賃が発生することがあります。契約解除が遅れると、未払い家賃が膨らみ、相続人が負担することになるため注意が必要です。

また、相続放棄をした場合でも、遺品整理の義務が完全になくなるわけではありません。相続放棄をしても、現実的には賃貸契約の解除や遺品の処分を大家や管理会社と協議しなければならないケースが多く、対応を放置するとトラブルに発展することもあります。

さらに、遺品整理をしないことで、他の相続人との関係が悪化することもあるため、親族間で話し合いを行い、円滑に整理を進めることが大切です。

孤独死の遺品整理の流れ|やるべきことをステップ解説

孤独死の遺品整理は、一般的な遺品整理とは異なり、特殊清掃を必要とする場合が多く、慎重に進める必要があります。特に、死後の経過時間によっては、室内の汚染や臭いの問題が発生し、通常の清掃では対応しきれないケースもあります。

ここでは、孤独死の遺品整理を適切に進めるために、「特殊清掃が必要かの判断」→「特殊清掃の流れ」→「遺品整理の進め方」という3つのステップに分けて詳しく解説していきます。

特殊清掃が必要かを判断する

孤独死の現場では、発見までの時間が長ければ長いほど、汚染の進行や臭いの発生が深刻になります。そのため、まずは特殊清掃が必要な状態かどうかを確認することが重要です。

特殊清掃が必要なケースとして、以下のような状態が挙げられます。

  • 強い腐敗臭が部屋全体に充満している
  • 床や布団に体液や血液の染みがある
  • 害虫(ハエやウジ虫など)が発生している
  • 壁や床に汚染が広がっている

これらの状況に当てはまる場合は、遺族が自力で片付けるのは難しく、専門の特殊清掃業者に依頼する必要があります。一方で、死後すぐに発見された場合や、汚染が軽度な場合は、通常の遺品整理のみで対応できることもあります。

判断に迷う場合は、専門業者に現場を確認してもらうのが最も確実な方法です。

特殊清掃の流れ(業者が行う作業)

特殊清掃は、汚染物の撤去・清掃・消臭・除菌・害虫駆除といった工程を経て、室内を原状回復する作業です。ここでは、特殊清掃業者が実際に行う作業の流れを解説します。

① 汚染物の撤去

最初に、汚染された布団やカーペット、家具などを取り除きます。腐敗体液が染み込んでいる場合、その部分を切り取って処分することが必要になります。汚染の程度によっては、床や壁の張り替えが必要になることもあります。

② 体液や汚染箇所の清掃

血液や体液がこびりついた床や壁を、専用の洗浄剤を使って清掃します。時間が経過すると汚れが固着し、通常の清掃では落としきれないため、特殊な薬剤を用いて徹底的に除去します。

③ 消臭・除菌作業(オゾン脱臭など)

汚染物を撤去しても、腐敗臭は部屋の壁や天井、エアコン内部にまで染み込んでいることが多いため、消臭作業が必要です。業者はオゾン発生装置や特殊な消臭剤を使用して、部屋全体の空気を浄化し、死臭を取り除きます。

④ 害虫駆除

腐敗体液や血液によって繁殖した害虫(ハエ・ゴキブリ・ウジ虫など)を駆除します。発見が遅れた場合は、害虫の発生が著しく、周囲の住人に迷惑がかかる可能性もあるため、徹底的な処理が必要です。

⑤ 必要に応じたリフォーム(壁紙・床の張り替えなど)

部屋のダメージが深刻な場合は、壁紙や床の張り替えが必要になることがあります。 特に、木造住宅の場合、腐敗体液が床下まで染み込んでいることがあるため、フローリングや畳を交換するケースもあります。

このように、特殊清掃は専門的な技術を要する作業が多く、自力での対応は困難なため、必ずプロの業者に依頼することをおすすめします。

遺品整理の進め方(作業手順と仕分け方法)

特殊清掃が完了し、部屋の環境が整ったら、次に遺品整理を進めます。孤独死の現場では、遺品の多くが汚染されていることがあるため、通常の遺品整理とは異なる注意点がいくつかあります。

① まずは貴重品を探す

遺品整理を始める際には、まず最初に貴重品(現金・通帳・印鑑・保険証・身分証明書・土地の権利書など)を確認し、確保することが重要です。これらの貴重品は相続手続きに必要になるため、処分しないよう注意しましょう。

② 遺品の仕分けを行う

遺品整理では、「残すもの」「形見分けするもの」「処分するもの」に分類しながら進めることが大切です。孤独死の現場では、家具や衣類に腐敗臭が染み込んでいることが多いため、衛生面を考慮しながら処分を検討します。

また、形見分けをする際には、他の相続人と相談しながら進めることが重要です。後になって「勝手に処分された」とトラブルになるケースもあるため、相続人同士で共有しながら進めるのが理想的です。

③ 処分する遺品の扱いに注意

汚染された遺品の処分には特別な注意が必要です。通常のゴミとして廃棄できないものも多く、自治体ごとに処分方法が異なるため、事前に確認しましょう。特殊清掃業者が遺品整理も行っている場合は、一括で依頼するとスムーズに進みます。

④ 清掃と仕上げを行い、作業を完了

遺品整理が完了したら、最後に部屋の清掃を行い、作業を締めくくります。遺族が今後部屋をどうするのか(売却・賃貸・明け渡しなど)を考え、必要な手続きを進めましょう。

孤独死の遺品整理の費用相場と料金を抑えるコツ

孤独死の遺品整理には、特殊清掃や遺品整理業者の手配が必要になるため、ある程度の費用がかかります。しかし、状況によっては費用が大きく変動し、事前に相場を把握しておかないと、思わぬ高額請求に直面することもあります。

ここでは、特殊清掃と遺品整理にかかる費用の相場を詳しく説明します。

特殊清掃の費用相場

孤独死が発生した場合、特殊清掃が必要かどうかは死後の経過日数や部屋の状態によります。特に、体液や血液が染み込んでしまった場合や、腐敗臭が部屋にこびりついている場合は、通常の清掃では対応できません。

特殊清掃の料金は汚染の程度や作業範囲によって変動しますが、おおよその相場は以下のとおりです。

  • 軽度な清掃(死後数日以内、体液の汚染が少ない):5万円~15万円
  • 中程度の清掃(体液の染み込みや死臭が強い):15万円~30万円
  • 重度な清掃(死後1週間以上、床や壁の張り替えが必要):30万円~50万円以上

特殊清掃の費用には、消臭・除菌作業、汚染物の撤去、害虫駆除、オゾン脱臭などが含まれます。ただし、床材の張り替えやリフォームが必要な場合は追加費用がかかるため、事前に業者へ詳細な見積もりを依頼しましょう。

遺品整理の費用相場

特殊清掃が完了した後、遺品整理を行う必要があります。遺品整理の料金は、部屋の広さや遺品の量、作業にかかる時間によって決まります。特に、孤独死の現場では、臭いや汚染の影響で通常よりも作業負担が大きくなるため、一般的な遺品整理よりも高くなる傾向があります。

遺品整理の料金相場は以下のとおりです。

間取り 費用相場(円) 作業人数 作業時間
1K 30,000~80,000円 2~3人 約1~3時間
1DK 50,000~120,000円 2~4人 約2~5時間
1LDK 70,000~150,000円 3~5人 約3~6時間
2DK 90,000~200,000円 3~6人 約3~8時間
2LDK 120,000~250,000円 4~7人 約4~10時間
3DK 150,000~350,000円 5~8人 約5~12時間
3LDK 180,000~400,000円 6~10人 約6~14時間
4LDK以上 250,000~600,000円 7~15人 約6~20時間時間

これらの費用には、遺品の仕分け、搬出、処分費用、清掃費などが含まれます。また、故人が長年暮らしていた部屋の場合、家財の量が多く、仕分けに時間がかかるため、作業人数が増えることで料金が上がることもあります。

賃貸物件の場合、部屋の明け渡しのために、大家や管理会社の指示で追加の原状回復費用が発生することもあるため、事前に確認しておきましょう。

遺品整理費用を安くする方法

孤独死の遺品整理は費用がかかるため、できるだけコストを抑えたいと考える方も多いでしょう。ここでは、費用を抑えるための具体的な方法を紹介します。ただし、特殊清掃が必要な場合は、すぐに対応しなければならないため、ご状況によって臨機応変にご対応いただけますと幸いです。

特殊清掃と遺品整理を同じ業者に依頼する

特殊清掃と遺品整理を別々の業者に依頼すると、手配の手間や追加の人件費がかかり、結果的にコストが割高になります。そのため、一括対応できる業者を選ぶことで、効率的に作業を進められ、料金も抑えられる可能性が高まります。

複数の業者から相見積もりを取る

業者によって料金設定が異なるため、最低でも2~3社に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。ただし、安さだけで決めるのではなく、作業内容や追加料金の有無、口コミ評価なども確認しましょう。

買取サービスを活用する

遺品の中に価値のあるもの(貴金属、ブランド品、骨董品、家電など)がある場合、買取サービスを利用すると、その分の費用を相殺できる可能性があります。特に、家財が多い場合は、遺品整理業者と提携している買取業者を活用すると、手間を省きながらコスト削減が可能です。

自分でできる作業を進めておく

業者にすべてを任せるのではなく、事前に貴重品の整理や不要な小物の処分を進めておくことで、作業時間を短縮し、費用を抑えられます。ただし、汚染物の処理や清掃は専門業者に任せるのが安全です。

「見積もり無料」の業者を選ぶ

遺品整理業者の中には、見積もり時点で料金が発生するケースもあるため、無料見積もりを提供している業者を選ぶと無駄なコストを抑えられます。また、見積もり時に追加料金が発生しないかを必ず確認し、不明瞭な業者は避けるようにしましょう。

孤独死の遺品整理業者の選び方|悪徳業者を避ける方法

孤独死の遺品整理は、ご遺族が精神的な負担を抱える中で進めなければならず、適切な業者選びが重要になります。しかし、業界には悪徳業者も存在し、十分な確認をせずに依頼すると、高額請求や不適切な対応によるトラブルに巻き込まれる可能性があります。

ここでは、信頼できる遺品整理業者の選び方や、悪徳業者を避けるためのポイントについて詳しく解説します。

遺品整理業者を選ぶ際に確認すべき5つのポイント

信頼できる業者を見極めるためには、以下のポイントを必ず確認しましょう。

遺品整理士・特殊清掃士の資格を持っているか

遺品整理には専門的な知識が必要であり、特に孤独死の現場では特殊清掃が求められることが多くなります。「遺品整理士」や「事件現場特殊清掃士」などの資格を持っている業者を選ぶことで、一定のスキルと知識が保証されます。

事前見積もりが明確で、追加料金の説明があるか

悪徳業者の手口の一つに、「後から追加料金を請求する」ケースがあります。見積もり時点で「追加料金は一切発生しないか」「どの項目に料金がかかるのか」などを明確に説明してくれる業者を選びましょう。無料見積もりを提供している業者の方が、誠実な対応をしてくれる傾向にあります。

過去の実績や口コミが確認できるか

業者のホームページや口コミサイトを確認し、実績が十分にあるかをチェックしましょう。「孤独死の現場にも対応しているか」「遺品整理の対応範囲が明確か」などを確認することで、適切な業者かどうかを判断できます。

具体的な作業内容を説明してくれるか

信頼できる業者は、作業の流れやどのような対応を行うのかを丁寧に説明してくれます。「消臭作業はどのように行うのか」「害虫駆除は含まれるのか」など、細かい部分まで確認し、納得できる業者を選ぶことが大切です。

近隣住民への配慮ができるか

孤独死の現場では、死臭が周囲に広がる可能性があり、適切な対応をしなければ近隣住民とのトラブルにつながります。搬出時にどのような対策を取るのか、近隣住民への説明は行うのかなど、細かい配慮ができる業者かどうかも重要なポイントです。

悪徳業者の特徴と手口

残念ながら、遺品整理業界には不正な請求やずさんな作業を行う業者も存在します。以下のような特徴のある業者には注意しましょう。

「格安」を売りにしているが、後から高額請求をする

見積もり時には「格安」と伝えておきながら、作業後に「オプション費用がかかった」として高額請求する手口です。特に、追加料金の説明が不十分な業者には注意が必要です。

作業内容を説明せず、契約を急かす

悪徳業者は契約を急がせる傾向があります。「今契約すれば割引になる」などと急かしてくる場合は要注意です。一度持ち帰り、他の業者と比較検討することが大切です。

無許可で不用品を回収・不法投棄する

正式な許可を得ていない業者に依頼すると、回収した遺品を不法投棄されるリスクがあります。依頼前に、「一般廃棄物収集運搬許可」や「古物商許可」を持っているかを確認しましょう。

口コミが不自然に良すぎる

インターネット上の口コミは参考になりますが、あまりにも評価が高すぎたり、短期間で大量の良い口コミが投稿されている場合は、やらせの可能性があるため注意しましょう。

会社の所在地や連絡先が不明確

電話番号が携帯電話のみ、事務所の所在地が不明瞭な業者は信用できません。きちんとしたオフィスを構えているか、公式サイトで確認しましょう。

【まとめ】孤独死の遺品整理は焦らず冷静に進めよう

孤独死の遺品整理は、精神的にも体力的にも大きな負担がかかる作業です。しかし、適切な流れを理解し、慎重に進めることで、無駄なトラブルを避けながらスムーズに対応することができます。

まずは 警察への連絡と管理会社・大家への報告 を優先し、状況を正しく把握しましょう。その後、 特殊清掃が必要か判断し、相続の手続きと並行して遺品整理を進める ことが重要です。

また、遺品整理の責任は相続人にありますが、賃貸物件や生活保護受給者のケースでは、大家や自治体の関与が必要になることもあります。 適切な対応を取らないと、法的・経済的なトラブルに発展する可能性があるため、事前に十分な確認が必要です。

さらに、 悪徳業者に注意しながら信頼できる業者を選ぶことも大切なポイントです。 資格の有無や見積もりの透明性、口コミの信頼性などを確認し、安心して任せられる業者を選びましょう。

孤独死の遺品整理は、遺族にとって精神的な負担が大きい作業です。「自分でやるのが難しい」と感じたら、無理をせず 専門業者の力を借りることも選択肢の一つ です。焦らず冷静に、ひとつずつ進めていくことが大切です。

私たち 【ココロセイリ】 では、孤独死の遺品整理に関する 専門的な知識と豊富な経験 を活かし、ご遺族の負担を少しでも軽減できるようサポートしています。

特殊清掃から遺品整理まで、一括対応が可能 ですので、個別に業者を探す手間が省け、スムーズに進めることができます。

また、 ご相談・お見積もりは無料 ですので、「何から始めればいいのかわからない…」「業者を選ぶ基準がわからない…」という方も、お気軽にご相談ください。

遺品整理士:荻原 悠史-地区統括会員-
記事監修 遺品整理士:荻原 悠史-地区統括会員-
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