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/ 更新日: 2025.07.15

遺品整理で「ネコババ」被害に遭わないために|事例・対策・信頼できる業者の見分け方とは?

遺品整理で「ネコババ」被害を防ぐには?起きやすい事例と信頼できる業者の選び方

大切な人を亡くしたあとの遺品整理は、心身ともに負担の大きい作業です。

そんな中で、「業者や親族に貴重品をネコババされるのでは…」といった不安を抱える方も少なくありません。

「現金や貴金属、思い出の品など、故人の大切な遺品が勝手に持ち去られたり、価値のある物が不当に処分されてしまう」

そんなトラブルが実際に起きているのが現状です。

この記事では、遺品整理の現場で起こり得る「ネコババ」行為の実態やその背景、被害に遭わないための具体的な対策、そして信頼できる業者の選び方までを、わかりやすく解説していきます。

「誰に頼めば安心なのか」「自分でできる防止策はあるのか」と悩んでいる方へ。

この記事が、少しでも安心して遺品整理に向き合うための手助けになれば幸いです。

遺品整理士:荻原 悠史-地区統括会員-
記事監修 遺品整理士:荻原 悠史-地区統括会員-
「優良業者認定7年連続取得」「Google口コミ高評価164件以上/評価4.9点」など、
豊富な実績を持つ遺品整理の専門店「株式会社ココロセイリ」の代表取締役社長

目次

そもそも「ネコババ」とは?|遺品整理で起きるネコババについて

遺品整理を進める中で、目に見えない不安のひとつが「ネコババ」です。

本来は持ち主がいるものを、無断で自分のものにしてしまうこの行為は、故人の大切な品々を扱う遺品整理の現場でも残念ながら発生しています。とくに、現金や貴金属などの価値ある品は、作業の過程でこっそり持ち去られてしまうリスクがあるのです。

「まさか自分の身の回りで起きるはずがない」と思っていても、立ち会いが難しい場合や、親族間の情報共有が不足しているケースでは、こうしたトラブルは誰にでも起こり得ます。

このセクションでは、そもそもネコババとはどんな行為なのか、そしてなぜ遺品整理の現場で起こりやすいのかについて詳しく解説していきます。

「ネコババ」とはどんな行為?

「ネコババ」とは、本来は誰かの所有物であるものを、無断で自分のものにしてしまう行為を指します。遺品整理の場面においては、業者や親族などが、故人の現金や貴重品、思い出の品などを勝手に持ち帰ったり、不当に処分したりするケースがこれに該当します。

刑法上では「遺失物等横領罪」などにあたる場合もあり、明確な不正行為として処罰の対象になることもありますが、遺品整理の現場では「誰が、いつ、何を取ったのか」が分かりにくいため、発覚が難しいのが実情です。

遺品整理でネコババが起こりやすい理由とは?

遺品整理は、遺族が感情的にも整理がつかない中で進めなければならず、「すべてを把握しているわけではない」状態で始まることがよくあります。その隙を突くように、第三者が無断で貴重品を持ち去ってしまう、あるいは価値を偽って不当に買い取ってしまうことがあるのです。

さらに、「時間がないから業者に任せきりにしたい」「信頼している親族にお願いした」という事情から、監視の目が行き届かず、結果的にネコババが起きやすい環境が生まれてしまいます。

だからこそ、「まさかうちに限って…」と思っていても、リスクはゼロではありません。ネコババのリスクを正しく理解し、事前の準備や対策を講じることが大切です。

遺品整理でネコババされやすい物と場所

遺品整理の現場では、目に見える貴重品だけでなく、意外なものや場所がネコババの対象になりやすいという特徴があります。知らずに放置してしまうと、大切な財産が知らぬ間に持ち出されてしまう可能性も。ここでは特に注意すべき遺品と、その保管場所について解説します。

特に注意したい遺品

ネコババの対象となりやすいのは、誰が見ても価値がわかりやすいものです。代表的なものには以下が含まれます。

  • 現金(タンス預金や封筒に入ったままの紙幣)
  • 貴金属(指輪、ネックレス、金貨など)
  • ブランド品(高級バッグ、腕時計、衣類など)
  • 骨董品や美術品(茶器や絵画、小型の置物など)
  • プレミア付きの収集品(古銭、記念切手、模型など)
  • 電化製品(カメラやオーディオ機器、パソコンなど)

一見すると価値がなさそうに見えても、専門業者や目利きの人間が見れば数万円〜数十万円で取引されることもあり、油断できません。

ネコババされやすい場所

貴重品が保管されがちな場所もあらかじめ把握しておくことが大切です。特に以下のような「見落とされがちな場所」は要注意です。

  • 押し入れやクローゼットの奥
  • 布団の間、枕カバーの中
  • タンスや机の引き出しの裏側や二重底
  • 本棚の隙間、古い書類フォルダーの間
  • 台所の戸棚、冷蔵庫の上部や裏側
  • 車庫や物置、屋根裏・床下収納

故人が「わかる人だけに見つかるように」隠していた可能性もあるため、作業する際は慎重に確認する必要があります。

実際にあったネコババ事例とその背景

ネコババという言葉はどこか軽く聞こえるかもしれませんが、遺品整理の現場で実際に起きているのは、れっきとした「窃盗」や「不当取得」に該当する行為です。しかも、その加害者が業者であったり、場合によっては親族であったりすることも。ここでは、実際にあったネコババの事例とその背景についてご紹介します。

業者によるネコババのケース

悪質な遺品整理業者によるネコババ被害として多く報告されているのが、現金や貴金属の持ち出しです。例えば、タンスの裏から見つかった封筒入りの現金を、作業員が報告せずにポケットに入れていたというケース。依頼者が現場に立ち会っていない時間帯に、価値ある物品が次々と持ち出されていた事例もあります。

また、骨董品やブランド品などの「査定」が必要な遺品を、相場の10分の1以下で買い取ったと偽って持ち帰り、後に高額転売していたという不正も。特に見積もりが曖昧だったり、業者の態度が不誠実だった場合には注意が必要です。

親族間での持ち出し・トラブル事例

遺品整理に関わるトラブルは業者だけでなく、親族間でも起きています。たとえば、故人が残した高級腕時計や現金が、「いつの間にかなくなっていた」というケース。親族の誰かがこっそり持ち出したが、誰も見ておらず証拠もないため、疑心暗鬼から家族関係が悪化してしまうこともあります。

また、遺産分割協議が終わっていない段階で、ある親族が「形見分け」の名目で貴重品を勝手に持ち帰り、後に揉めることも。相続のルールや手続きが曖昧なまま整理を進めると、こうしたトラブルの火種になりかねません。

気づきにくいネコババの特徴

ネコババ被害の厄介な点は、発覚しにくいことです。故人しかその存在を知らなかった「へそくり」や「隠し財産」は、家族もその有無を把握できておらず、なくなっていても気づかない場合があります。

また、不当な買取や価値のある品を「ゴミ」として処分されてしまうケースもあります。作業後に「何か足りない気がする」と思っても、証拠がなければ追及は難しく、泣き寝入りする方も少なくありません。

なぜネコババが起きるのか?その原因と背景

遺品整理の場面でネコババが起きるのには、いくつかの共通した背景や落とし穴があります。意図的な犯行だけでなく、「油断」や「認識の甘さ」から生まれるケースも多く、誰にでも起こりうるトラブルです。ここでは主な3つの原因に分けて解説します。

業者の選定ミス(無許可業者・格安業者)

ネコババの多くは、業者選びの段階ですでにリスクが潜んでいます。

中でも注意したいのが「無許可で営業している業者」や「相場より極端に安い見積もりを出してくる業者」です。これらの業者は、必要な許可(古物商許可・一般廃棄物収集運搬など)を取得していなかったり、人件費を削るために経験や教育のないスタッフを現場に派遣していたりします。

当然、モラルやコンプライアンスが徹底されていないことが多く、不正行為が起きやすい環境といえるでしょう。

遺品の把握不足と情報の共有不足

遺品の数や内容、保管場所を依頼者側が把握できていないことも、ネコババが起きやすい一因です。

たとえば、「タンスの中にある封筒は何か」「宝石箱の中にあった品数はいくつだったか」などを事前に把握・記録していないと、作業後に何がなくなったのかすら分からないという事態に陥ります。

さらに、複数の家族や親族が関わる場合は、情報の共有不足から「誰が何を持ち出したのか」が不明確になり、トラブルを助長するケースもあります。

現場の監視が甘い(立ち会いなし・記録不足)

依頼者が現場に立ち会わず、業者にすべて任せきりにしてしまうと、ネコババのリスクは一気に高まります。

特に、「誰がどこで何を作業していたのか」「途中で何が見つかったのか」などの記録を残していない場合、不正の証拠が残らず、後から問題が発覚しても追及が難しくなります。

作業中の様子を記録するために写真や動画を残したり、途中経過を報告してもらう体制を整えることが、トラブル予防に非常に有効です。

遺品整理でネコババを防ぐための7つの対策

大切な遺品を守るためには、感情だけでなく「仕組み」と「準備」が重要です。ネコババを防ぐために、実際に効果的とされる7つの対策を紹介します。

① 信頼できる業者選び(許可・口コミ・実績)

業者を選ぶ際は、「古物商許可」や「一般廃棄物収集運搬業の提携」があるかを確認しましょう。さらに、実績の有無や利用者の口コミも重要な判断材料です。

ホームページが整備されているか、担当者の対応が誠実かもチェックポイントです。複数社を比較することで、悪質業者を避ける可能性が高まります。

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② 見積もりと作業内容を文書で残す

作業内容・費用・対応範囲は必ず書面で確認し、合意を得てから依頼するようにしましょう。口頭だけのやり取りは、後のトラブルに発展しやすく危険です。

「何を」「どこまで」「いくらで」やるのかを明文化しておくことで、不要な誤解や不正を防げます。

③ 高価な物は事前に取り分け・保管

現金や貴金属、ブランド品などの高額品は、遺品整理を始める前に必ず家族間で確認・回収しておきましょう。

「触らせない」「そもそも現場に置かない」ことが最大の防御策です。金庫や封筒の中身も事前に確認し、写真に残しておくとより安心です。

④ 遺品リストの作成と共有

どんな遺品が、どこにあるのかを簡単にでもリストアップしておきましょう。写真を添えて「宝石箱:ネックレス×2」「押し入れ:古銭アルバム」などと記録しておけば、万が一の時も確認がしやすくなります。

また、リストは関係者間で共有しておくと、「知らないうちに持ち出された」を防げます。

⑤ 作業中の立ち会いまたは録画

家族や親族が立ち会うことで、業者側にも一定の緊張感が生まれます。立ち会いが難しい場合は、作業の様子をスマホで録画したり、定期的に進捗を報告してもらう形でもOKです。

「見ている」という意識づけが、抑止力につながります。

⑥ 写真によるビフォーアフター記録

作業前・作業中・作業後の現場を撮影し、記録に残しておきましょう。特に、金銭的・感情的価値が高い品の周辺は重点的に記録しておくと、トラブル時の証拠になります。

この記録は、業者へのけん制としても有効です。

⑦ 家族・親族で情報をオープンにしておく

「誰が何を持ち帰ったのか」「どんな遺品があったか」は、できる限り透明に共有することが大切です。

密室的に動いてしまうと、たとえ善意でも「ネコババされたのでは?」と疑念が生じる原因になります。信頼関係を守るためにも、情報のオープン化を意識しましょう。

万が一ネコババ被害に遭ったら?冷静な対処法

どれだけ注意していても、ネコババのリスクをゼロにするのは難しいもの。もし「大切な遺品がなくなっているかもしれない…」と感じたら、感情的にならず、冷静かつ段階的に対応することが大切です。

まずは業者に確認し、証拠を揃える

まず最初にやるべきことは、作業を依頼した業者に状況を確認することです。紛失した物のリストとともに、作業当日の様子、立ち会い・記録の有無を整理して伝えましょう。

その際、下記のような「証拠」があるとスムーズに交渉が進みます:

  • 作業前後の写真や動画
  • 作業員の名前や名刺、連絡先
  • 契約書や作業内容のメモ
  • 他の家族とのLINEやメッセージ履歴

業者側に悪意がない場合でも、記録があることで誤解やすれ違いを防げます。

消費生活センター・警察・弁護士に相談する

業者が対応に応じない、または明らかに悪質なケースでは、速やかに第三者へ相談しましょう。

  • 消費生活センター:消費者トラブルの窓口。無料で相談でき、適切な対応策をアドバイスしてくれます。
  • 警察:明確な窃盗や詐欺行為が疑われる場合は、被害届の提出も検討しましょう。
  • 弁護士:損害賠償請求や相続問題に発展しそうな場合は、専門家のサポートが有効です。

感情的な対立になりそうなときほど、第三者の視点を入れることで解決への道が開けます。

相続トラブル防止の観点からも事前の対策を

ネコババ被害は、金銭的損失だけでなく「家族の信頼関係」にも深刻な影響を与える可能性があります。

特に相続が関係する遺品の場合、後になって「実はあれもあったはず」「誰が持ち出したのか?」といったトラブルが起きやすくなります。

万が一の事態に備えるためにも、前述の対策(記録・リスト・立ち会いなど)を徹底しておくことが、家族全体を守る一番の防御策になります。

信頼できる業者の選び方|事前に見るべきチェックポイント

ネコババのようなトラブルを避けるには、「最初に誰に依頼するか」が非常に重要です。ここでは、信頼できる遺品整理業者を見極めるためのポイントを3つに分けてご紹介します。

古物商許可・一般廃棄物収集運搬の有無

遺品整理を行う上で、法的に必要な許可を取得しているかどうかは重要な判断基準です。

  • 古物商許可:貴金属や家電、骨董品などの買取・販売を行うには必須の許可。これがない業者による買取は、そもそも違法の可能性があります。
  • 一般廃棄物収集運搬業の提携:家庭ゴミや遺品の処分を適切に行うには、自治体の許可を受けた収集業者との提携が必要です。

こうした許可が確認できない業者は、処分方法や買取の面で不正が起きやすく、トラブルの原因となりがちです。

実績や口コミ・地域での信頼性

過去の実績や地域内での信頼も大きな判断材料です。

  • 過去の施工件数が多く、経験が豊富
  • 地元密着型で地域に根ざした運営をしている
  • WebサイトやSNS、Googleマップにおける口コミが高評価
  • 口コミに対して丁寧な返信や対応が見られる

「実際に利用した人の声」は何よりも参考になります。不自然に高評価ばかりでなく、低評価に対して誠実に対応している業者は、信頼性が高い傾向にあります。

担当者の対応姿勢(誠実さ・説明の丁寧さ)

最後に注目すべきは、実際にやり取りをした際の担当者の人柄や対応姿勢です。

  • 初回の問い合わせへのレスポンスが早いか
  • 見積りの説明が具体的で分かりやすいか
  • 質問に対して真摯に答えてくれるか
  • 無理な押し売りや即決を迫るような態度がないか

遺品整理は非常にプライベートな作業を伴うため、相手の誠実さや信頼感が何より重要です。不安を感じるような対応であれば、無理に進めず別の業者を検討しましょう。

まとめ|遺品整理を安心して進めるために

遺品整理は、大切な人を見送るうえで欠かせない大切な作業です。しかしその過程で、「ネコババ」といった不正行為に巻き込まれるリスクがあることも、現実として知っておかなければなりません。

現金や貴金属などの貴重品はもちろん、思いがけない品物までが不正に持ち去られるケースもあります。

そうしたトラブルを防ぐには、

  • 事前の準備(貴重品の分別やリスト作成)
  • 信頼できる業者選び
  • 作業への立ち会いや記録の徹底

といった小さな積み重ねが、大きな安心につながります。

また、トラブルが起きた場合も、冷静に対処し、必要に応じて専門機関に相談することが大切です。

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遺品整理士:荻原 悠史-地区統括会員-
記事監修 遺品整理士:荻原 悠史-地区統括会員-
「優良業者認定7年連続取得」「Google口コミ高評価164件以上/評価4.9点」など、
豊富な実績を持つ遺品整理の専門店「株式会社ココロセイリ」の代表取締役社長
生前・遺品整理業者
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