遺品の整理を進めると、故人の思い入れが深いものが多く中々処分できないということも多いでしょう。処分による精神的な疲れを減らすためにも、遺品はご供養してから手放すのが一般的です。今回は遺品供養のタイミングや方法、相場を解説します。
豊富な実績を持つ遺品整理の専門店「株式会社ココロセイリ」の代表取締役社長
目次
遺品供養を行う理由
遺品には故人の魂が宿っていると言われ、ご供養して手放すのが良いとされています。
特に故人が大切にしていたものや、遺族との思い出に残るものは処分に困る場合も多いでしょう。遺品整理の際にご供養することで、遺族の気持ちが楽になるというメリットもあります。
日本では遺品を処分する際に、ご供養するのが一般的です。遺品には故人の魂が宿っているため、そのまま処分するのは魂を捨てるのと同じと考えられます。遺品をご供養して魂を抜くことで「物」に戻り、処分することができるのです。
遺品整理と供養のタイミングとは
遺品整理と遺品供養は同じタイミングで行われることが多いです。故人の心残りがないよう、四十九日の間に済ませるのが良いとされています。
しかし、明確な期日はなくご供養したいと感じたタイミングで良いでしょう。「ずっと持っていた遺品を供養したい」と数年越しに行う場面も珍しくありません。
また、故人が持っていたもの全てをご供養するわけではなく、遺品整理の中でご供養するもの・しないものに分類します。ここからは分類するときのポイントを確認していきましょう。
ご供養すべきもの
生前に故人が大切にしていたものをご供養するのが良いでしょう。一般的には仏壇など宗教にまつわるものや写真、寝具、日記などを供養します。
特に写真や日記は思い入れが強く、処分に困っている遺族も多いのでは。ご供養することで罪悪感なく遺品整理を行えます。
また、眼鏡や衣類など常に身につけていたものは故人を表すといっても過言ではありません。これらも遺品供養することで故人の魂が天に還るでしょう。
ご供養できないもの
基本的にはご供養できないものはありません。遺品を焼却してご供養する場合は物が限られますが、魂抜きという方法を選べばどの遺品もご供養できます。
しかし、中には遺品供養の必要がないものも。故人から生前に譲り受けたものや、「残してほしい」と頼まれたものは置いておくことをおすすめします。
遺品は全てをご供養するのではなく、思い出として残しておくことも大切です。無理にすべてを手放す必要はありませんので、整理をしながら残す・残さないの判断を行いましょう。
遺品供養の方法・相場まとめ
ご供養は遺族が神社仏閣に遺品を持ち込むのが一般的でしたが、近年では専門業者に依頼する方法が主流となってきています。それぞれの詳しい方法や相場について解説します。
神社仏閣に依頼する
ご供養は古くから寺院や神社で「合同供養」という方法で行われてきました。自ら遺品を持ち込み、他の人の遺品と一緒に魂抜きをしてもらいます。
合同供養の相場は5,000円前後。費用がかからないのが魅力ではある反面、遺品を運ぶ手間や他者と合同である部分がデメリットとも言えます。
中には自宅に僧侶を招く「個別供養」を行える場合もあります。こちらは費用が倍近くなりますが、個別で行えるため遺族が心の整理もしやすいでしょう。
遺品整理の専門業者に依頼する
遺品整理や遺品供養は、専門業者に依頼するという手もあります。故人がなくなってからすぐ遺品を整理するのは、精神的・体力的ともに辛く体調を崩してしまう方も少なくはありません。
専門業者に任せることで神社仏閣への連絡や手配を行わずに、遺品の整理・供養を同時に進められます。
業者へ遺品供養を任せる場合の相場は2万円前後です。弊社では遺品整理と同時依頼で、合同供養を無料で承っています。お塩・清酒・精米を撒いてからお経を唱え、遺品から故人の魂を鎮めて抜き取る「魂抜き」という方法を行います。遺品整理・供養にお困りの方はぜひご相談ください。
自分でご供養をする
遺品を自分でご供養をするという方法もあります。
魂抜きは僧侶へお願いするのが基本です。そのため、自分でご供養する際はお焚き上げという方法になるでしょう。
しかし、お焚き上げは遺品を燃やして天に還すという方法。環境問題や火事の危険も懸念されるため、自分での遺品供養はおすすめできません。安全のためにも神社仏閣や専門業者へ依頼するようにしてください。
まとめ
遺品の供養は故人の魂や想いを天に還すだけでなく、残された遺族や友人の気持ちの整理にも繋がります。
しかし遺品整理は処分の決断が難しく、供養も中々行えない方も多いです。それぞれのタイミングで大丈夫ですので、「遺品を供養したい」「遺品整理が疲れた」と感じたら、ぜひココロセイリにご相談ください。
豊富な実績を持つ遺品整理の専門店「株式会社ココロセイリ」の代表取締役社長