明確な期限が決められていない遺品整理ですが、時期を誤ると大きなトラブルを引き起こす可能性があります。期限を長引かせても良いことはなく、早めに行うのが吉でしょう。
今回の記事では遺品整理の時期の目安についてまとめました。整理しないことで起こるトラブル例についても併せてご紹介します。
豊富な実績を持つ遺品整理の専門店「株式会社ココロセイリ」の代表取締役社長
目次
遺品整理の時期の目安とは
明確な期限のない遺品整理ですが、一般的には四十九日を目安とするのが良いと言われています。
仏教では故人の魂は四十九日目に旅立つと考えられ、その時期に合わせて遺品整理をする方が多いです。また、四十九日はご親族で集まるタイミングのため、手分けして遺品整理をしやすいというメリットもあります。
もちろん、葬儀後すぐや賃貸の退去日に合わせて遺品整理をしても問題はありません。あくまでも目安として、遺品整理は四十九日頃と覚えておくと良いでしょう。
遺品整理に期限はある?
遺品整理に厳密な期限はありませんが、以下の時期までに済ませておくのがおすすめです。
- 相続税の申告期限
- 相続税の申告期限
- 各種サービスの更新期限
これらは期限を過ぎると延滞税や家賃などの費用が発生します。本来であれば必要のない費用負担を避けるためにも、遺品整理の時期は早めに検討しておきましょう。
遺品整理は時期を長引かせるのはNG!トラブル例を紹介
ここからは実際に遺品整理の時期を長引かせたことで起きたトラブルをご紹介します。
このようなトラブルを起こさないためにも、遺品整理の時期を長引かせないようにしてください。
相続税の申告期限切れ
相続税の手続きは「故人が亡くなったことを知った翌日から10ヶ月以内」と定められてい
ます。申告期限が過ぎると延滞税が課されるため、必ず定められた期間ないに完了しましょう。
また遺品整理をしていると、ご遺族も知らない預金通帳や貴金属、借金などが発覚するケースも多いです。遺品整理をせずに相続税の手続きを行うと、このような遺産を見落とし、知らず知らずのうちに脱税していた…という可能性があります。
しっかりと納税するためにも、早めに遺品整理をするのがおすすめです。
相続放棄ができない
相続放棄をする場合は、「遺品整理をしてはいけない」というお話を聞いたことのある方もいるでしょう。その通りで相続放棄をする場合は遺品整理をしてはいけません。
しかし、故人の遺産の把握などの作業は必須です。片付けてはいけませんが、どのような遺産や貴重品があるのかは調べておく必要があります。
相続放棄の期限は3ヶ月と意外にも短いです。この期限を過ぎると自動的に相続したことになります。細かい遺品整理を行ってはいけませんが、遺品の把握は行うべきです。相続放棄はルールが多く間違うこともあるため、注意して行いましょう。
賃貸更新をし続ける
故人の住居が賃貸の場合は、賃貸の退去期限が遺品整理の時期の目安になります。
遺品整理が終わらないと賃貸の受け渡しができないため、長引かせるほど家賃を支払わなけ
ればなりません。何ヶ月も放置してしまい、数十万円も無人の賃貸に支払い続けているというトラブルも多くご相談を頂きます。
火災や劣化などの近隣被害
故人が持ち家に一人で住んでいた場合、空き家として放置してしまうご遺族も多いでしょう。しかし、誰も住んでいない家は劣化が著しく、長期間の放置は危険です。
空き家は一般的な自宅よりも火災のリスクが非常に高くなります。一目につかないため、犯人に狙われやすく放火される可能性があるのです。さらにネズミなどが配線などをかじり、火事が起こる可能性もあります。
他にも、家の劣化が進むことで害虫や匂いが発生して、近隣住民への被害へと繋がります。空き家のまま放置すると様々な被害が考えられるため、遺品整理は早く行いましょう。
環境の変化により手がつけられない
いつかやろうと思っていた遺品整理も、仕事による転勤や急な病気などで整理ができない状況になる可能性があります。
予想外の出来事で遺品整理ができなくなるケースも多いので、万が一の場合を考えて早い時期から整理を始めるのがおすすめです。
期限のある遺品整理は早い時期に始める
今回ご紹介したトラブル例の他にも、遺品整理の時期を長引かせることで様々なデメリットが考えられます。
特に相続税や賃貸など期限のある遺品整理は、直前になって焦らないためにも早めに始めるのが得策です。
遺品整理業者への依頼がおすすめ
遺品整理は時間と体力が必要な作業のため、「早く始めたいけれど準備が整わずできていない」というご遺族も多いでしょう。
自分達で行おうとして時期を長引かせるのであれば、早い時期から遺品整理業者へ依頼し、スピーディーに完了させるのがおすすめです。
業者に任せれば通常数日かけて行う遺品整理も、数時間〜1日で終了します。延滞税や賃料の支払いをし続けることを思えば、業者へ依頼する方が安い場合もあります。無料見積もりを実施している業者も多いので、まずは相談をしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
遺品整理の時期に決まりはありませんが、トラブルを避けるためにも早めに行うと良いでしょう。中々気が進まないのであれば、遺品整理業者に依頼して終わらせるのも一つの手です。
ココロセイリではお問い合わせから最短当日の無料お見積りが可能です。東京・神奈川・埼玉・千葉でお困りの方はお気軽にご相談ください。
豊富な実績を持つ遺品整理の専門店「株式会社ココロセイリ」の代表取締役社長