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/ 更新日: 2024.10.07

生前整理とは|進め方&やることや費用・デメリット総まとめ

生前整理とは|進め方&やることや費用・デメリット総まとめ

ここ数年で耳にするようになった「生前整理」という言葉。なんとなく意味は分かっているものの、メリットや行うタイミングなどは知らない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は生前整理の意味や進め方などを詳しく解説します。デメリットについても述べているので、生前整理を検討している方はご参考ください。

遺品整理士:荻原 悠史-地区統括会員-
記事監修 遺品整理士:荻原 悠史-地区統括会員-
「優良業者認定7年連続取得」「Google口コミ高評価164件以上/評価4.9点」など、
豊富な実績を持つ遺品整理の専門店「株式会社ココロセイリ」の代表取締役社長

生前整理とは

生前整理とは、生きているうちに自身の財産や所有物の整理を行うことです。「終活」の一つとも言える作業で、死後に遺族の負担を軽くするために行います。

故人が亡くなった後は法的手続きに加え、遺品整理が大変だったという話を聞くこともあるでしょう。生前整理はこれらの作業をスムーズに行える事前準備。万が一の場合に備えておくと、遺族の負担を最小限に減らせます。

さらに、遺族間の相続トラブルを防ぐのにも生前整理は役立ちます。財産リストを作成しておけば、遺産相続も揉めにくく穏便に完了できるでしょう。

30代・40代でも必要?

生前整理は高齢の方だけが行うのではありません。誰しも事故や病気で突然亡くなる可能性が考えられます。最悪の場合を想定して、30代や40代の方でも生前整理を行う方が増えています。

若い方の生前整理は「老前整理」とも呼ばれ、認知症や体を動かせない病気などを患う前に整理しておき、老後に備えるという意味もあります。

生前整理はただ死の準備をするのではなく、今の自分自身の財産や持ち物を把握し、いらないものを断捨離するのにも役立ちます。片付けの一環として定期的に行えば、万が一の場合も安心して遺族へ任せられるでしょう。

生前整理の進め方・やることまとめ

ここからは生前整理の進め方をご紹介します。所持品が多いほど作業量が増えますが、どれも大切な整理です。遺族のためにもぜひ行いましょう。

①財産リストの作成

生前整理の中でも重要な役割を担っているのが、「財産リスト」です。以下の項目をまとめておけば、遺産相続でかなり役立ちます。

  • 現金
  • 預貯金
  • 不動産
  • 証券
  • 動産(貴金属や車など)
  • 負債

財産リストに決まりはありませんが、相続財産としてみなされる高価なアクセサリーなど「換金価値のある物」までリスト化しておくと良いでしょう。

また、借金や負債がある場合も忘れずに。後々発覚しては遺族間のトラブルを招きかねません。必ず財産リストへ記載するようにしてください。

②必要・不要で分類

財産をピックアップした次は、身の回りの整理を行いましょう。

全てを処分しては生活ができないので、まずは必要・不要に分類します。すでに使う予定のない物は不要物として処分すれば、スッキリと整理できます。

ただし、中には使わないけど置いておきたい物もあるはず。そういった物は無理に捨てるのではなく、残しておきましょう。思い出まで処分する必要はないので、部屋の片付けに挑むくらいの気軽な気持ちで整理してみてください。

③貴重品を一カ所にまとめる

貴重品は自宅の中でも大切な場所に保管しているため、遺族が見つけるのに苦労するというお話もよく聞きます。印鑑・通帳・各種契約書などはバラバラの場所に保管するのではなく、一カ所にまとめるのがおすすめです。

とはいえ、あまりにも見える場所に保管するのは盗難などの可能性もあり危険です。貴重品の保管場所は遺書や財産リストに記載しておくと良いでしょう。

④デジタル機器の整理

遺族が行う遺品整理の中でも、処理に困ると言われている「デジタル遺品」。

スマホ内の写真データやSNSのアカウントは、決して亡くなった後でも見られたくないと思っている方も多いのではないでしょうか。写真データは定期的に整理をしたり、見られてもいい・見られたくないでフォルダ分けをし、エンディングノートに記載しておくと安心です。

また、SNSアカウントは死後に追悼アカウントとして残すこともできます。アカウントを削除したい・残したいなども検討し、文書に残しておきましょう。

⑤相続資産・生前贈与を検討

財産を誰に継承するのかまで考えておくと、より遺族のトラブルを予防できます。

さらに、生前贈与を行えば節税にも繋がるため実施する人が増えています。生前贈与とは、相続財産とみなされる物を先に誰かへ譲ること。年間100万円以下の贈与額であれば贈与税がかからないため、少しずつ譲れば節税になるのです。

しかし、状況によっては生前贈与の方が損をする可能性もあります。詳しくは専門家に相談すると良いでしょう。

⑥遺言書・エンディングノートの作成

最後に行いたいのが、遺言書・エンディングノートの作成です。

遺言書には法的効力があり、相続財産の分割など記載の通りに遺族は従わなければなりません。遺言書には必ず相続財産の処理について記入しなければならず、記入がない場合は遺言書と認められないので注意しましょう。

また、遺言書は決められた形式で書く必要があり、作成にも費用がかかります。これらをデメリットと感じる方も多いですが、法的効力があるのは大きなメリットでしょう。

一方でエンディングノートには法的効力がありません。書き方や内容に決まりはなく、遺族に伝えたいことや希望を自由に記載できます。しかし、それに従うかは遺族次第なので、あくまで遺族へのメッセージとして作成しましょう。

生前整理は専門業者への依頼もおすすめ

「所有物が多すぎて分類できない」「どれに財産価値があるのか分からない」など、生前整理をしたくても進まない方も多いですよね。

実は遺品整理だけでなく、生前整理のお手伝いができる専門業者も増えています。生前整理は専門的な知識がないと分からないことも多いです。業者へ依頼して簡単に終わらせるのも一つの手と言えるでしょう。

生前整理の費用はどれくらい?

整理を任せる範囲にもよりますが、5万円程度から依頼できる業者がほとんどです。

ココロセイリでは生前整理の際に、貴重品の買取なども実施しています。貴重な品でも世代の違いなどから、継承者がおらず処分してしまう方も多いです。そういった品を買取に出したいという要望も増えているので、ぜひご相談ください。

どこまで任せられる?

業者によって差はありますが、必要・不要の整理を行い不要物の回収を行います。

しかし、中には行政への手続きサポートや買取サービスの実施、財産リスト作成のお手伝いなど細かな部分まで対応できる業者もいます。

弊社では可能な限り無料でサポートしております。中にはオプションとなるサービスもあるので、詳しくは無料相談にてお問い合わせください。

生前整理にデメリットはある?

生前整理は残された遺族への気遣いに加え、現在の自分の財産や持ち物を理解する良いきっかけとなります。

一方で、「必要な物まで処分した」などのトラブルがあるのも事実です。後悔のない生前整理を行うためにも、業者へ依頼するのが安心でしょう。

まとめ

今回は「生前整理」について解説しました。

万が一の場合に備え、身の回りを整理しておくことは大切です。遺族の負担が減るだけではなく、今後について考えるきっかけにもなるでしょう。

生前整理でお困りの際は業者への依頼もおすすめです。弊社では遺品整理のノウハウを活かした生前整理を行っています。お悩み相談にも真摯に向き合っておりますので、ぜひお問い合わせください。

遺品整理士:荻原 悠史-地区統括会員-
記事監修 遺品整理士:荻原 悠史-地区統括会員-
「優良業者認定7年連続取得」「Google口コミ高評価164件以上/評価4.9点」など、
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